六波羅蜜寺 本堂 

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六波羅蜜寺は天暦5年(951)醍醐天皇の第二皇子空也上人により開創された。

六波羅蜜とは、この世に生かされたまま、仏の境涯に到るための六つの修行をいい、波羅蜜とは彼岸(悟りの世界)に到ることとか。

ここの空也上人像が前から気にかかっていてやっと拝むことができた。念仏を唱え口から六体の阿弥陀が現れたという伝承を運慶四男の康勝が彫ったという。

この地は平安後期、平忠盛が多くの塔頭に軍勢を止め、清盛・重盛に至り、広大な境域内には権勢を誇る平家一門の邸館が営まれたが、寿永2年(1183)平家没落で兵火を受け、諸堂は類焼したが本堂のみ焼失を免れた。